「睡眠障害で病院に行くべきか悩んでいる」「どの診療科を受診すべきか知りたい」というお悩みを解決します。
その前に睡眠障害で本当は病院に行くべきなのに、実際にそれを自覚出来てなくて病院へ行ってない方の割合を知ってますか?
実は睡眠障害のはずなのに自身で病院に行くまでもないって思って受診してない人はこれだけいるんですよ。(NHKによる全国調査「睡眠とこころの実態参照」)




本記事の内容
- 睡眠障害で病院に行くべきチェックポイント
- 睡眠障害で病院に行くべき科とは?
本記事の信頼性
本記事を書いている私は、睡眠健康指導士上級の資格を持ち、睡眠外来勤務歴25年以上、さらに睡眠コンサルタント資格も取得しています。これまでの経験と専門知識をもとに、信頼性の高い情報をお届けします。
この記事を最後まで読むことで、自分の睡眠問題に対して適切な行動を取る自信が持てるようになります。どうぞ、最後までお付き合いください。
睡眠障害で病院に行くべき基準を徹底解説!


病院に行くべきか判断する5つのチェックポイント
まず睡眠に関わる事でどういう状況にあるのかを知って頂く必要性があります!
その前にそもそも自分を睡眠障害と気付いている人がどれくらいいるのでしょうか?
これを見ると大体半分ちょいって感じなので、実際に自分が睡眠障害だと気づいていない人も多いという事になりますね。(厚生労働省や日本睡眠学会が実施した調査参照)
なので、放置して知らず知らずに睡眠障害が悪化してしまったという方も実は結構いらっしゃるという事です。
なので一番大事なのは自分自身が睡眠障害かどうかを今現在はっきりさせる事なんですね!
あなたは睡眠障害?チェック項目で確認してみよう!
今から以下のチェック項目を確認して頂いて2つ以上当てはまったら専門医の受診を推奨します。
①睡眠の問題が週三回ある:「寝付けない」「夜中に何度も起きる」「朝早く目が覚める」のどれかが頻繁に起きるとか
②睡眠の問題が1か月以上続いている:一時的なストレスではなく、慢性的に不眠が続いている場合
③日中に強い眠気や集中力低下がある:勉強・仕事・運転などに支障をきたすレベルの眠気
④気分が落ち込みやすくなった:睡眠の質の低下によって、うつ症状やイライラが見られる
⑤自分で生活習慣を見直しても改善しない:規則正しい生活・運動。リラックス法などを試しても改善が無い
代表的な症状別:受診の目安
寝つきが悪い(入眠困難)
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布団に入っても30分〜1時間以上眠れない日が週に3回以上や1ヶ月以上続いているといった方ですね。
ちなみに寝つきが悪い状態の方で1か月継続してしまっている人の割合って知ってますか?
実はこんなに少ないんですが、何を言いたいのかというと1か月を超えると重篤なものだという事なので、もし見ている人が30分以上寝付けない状態が1か月超えていたら完全に病院に行くべきでしょう。
後はその原因の中にストレスや不安が強くて、眠りを妨げていると感じている人は精神的な要素もあるので、精神的なケアも必要になってきます。
▶ 途中で何度も目が覚める(中途覚醒)
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トイレ以外で夜中に目が覚めることが複数回あり、再入眠が難しい
特に問題なのが再入眠が難しいという部分になりますので、再入眠が出来なかったりするのが連続したら受診するべきでしょうね(夜中何度も起きるよりも再入眠できない方が辛いです)
実際に再入眠できない方ってどれくらいいるのかって事になりますが、実際に具体的な数字を見てみましょう!
4人に1人か3人に1人って感じで結構多いのではないでしょうか?(国立精神・神経医療研究センターの報告参照)
その頻回の覚醒や再入眠の困難をする事で、熟睡できた感覚が無くて翌日の疲れも抜けにくく、それがきっかけで大きなミスや事故を引き起こすリスクが上がるので、熟睡感の欠如や疲労感がある場合でも受診はした方が良いでしょうね。
朝早く目が覚める(早朝覚醒)
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簡単に言うと起きたい時間より2時間以上早く起きてしまい、再び眠れないっていった感じですね。
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その中にもしも起床後に気分が沈んだり、涙もろくなるなどうつ症状の兆候がある場合は要注意です!
実際に早朝覚醒のある方で起床後で気分が落ち込んだりうつ症状の兆候がある人ってどれくらいいるのかって事ですが、、(日本睡眠学会の調査参照)
早朝覚醒をしている人の半分がこの状態になっているという事になりますが、実際に朝起きてうつ症状の兆候があった時点で受診を検討した方が良いと私は思ってますね。
眠った感じがしない(熟眠障害)
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熟眠障害の方の特徴としては睡眠時間は足りているのに「全然眠った気がしない」と言われる方が相談でも多く言われます。
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その中でも日中のパフォーマンスが著しく低下しているという状態になる方も意外と多いんですね。
この画像を見ると結構日中に支障が出ている人が多いのが分かるかと思います(国立精神・神経医療研究センターの報告参照)
この熟眠障害による日中の疲れが蓄積してしまって放置してしまうと、それが車の運転による事故を起こしたり、機械操作でのミスによる大事故を起こすキッカケにもなりかねないので、睡眠時間に対して熟睡した感じがしないと感じたり日中疲れやすいと思ったら医師と相談する必要があります。
専門科の選び方
睡眠障害があるからと言って、実際にただ睡眠外来に行けばいいという訳ではないんですよ(別に良いんですよ!いく事によって本来行く専門家が分かる可能性が高いので)
どういう事かというと自分の状態に合った専門科を選ばないといけないんですよね。
なので自身の症状の傾向と、それに対してのおすすめの診療科を紹介します!
①不眠やうつ傾向がある:行くべき病院としては心療内科や精神科です
②いびき・無呼吸・日中の強い眠気:これらに関しては睡眠外来や耳鼻科や呼吸器内科あたりになりますね。
③更年期やホルモンの影響を感じる:お勧めの診療科については婦人科や内科があります。
④首や肩の痛みや神経の違和感が原因の場合:整形外科や脳神経外科になりますね。
※ちなみに首や肩を始めとした身体の痛みによる睡眠障害の方も中には多くて、実際にこれだけの方がいらっしゃいます!
勿論これが続いてしまう事によってストレスが溜まり、更なる入眠困難を始めとした睡眠の質を落とす事になるので、出来るだけ早く整形外科や脳神経外科の受診をお勧めします!
受診前に準備しておくと良い情報
いきなり病院に行って言いたい事を伝えようとしても、結構伝わりにくい事があって双方が困ってしまう事は珍しくありません。
なので病院に行く前に睡眠状況の具体的な事を記録したものが凄く役立ちます!どれくらい役に立つのかのデータを見て頂けたら分かるかと思います。(日本睡眠学会や国立精神神経医療研究センター参照)
画像を見てもらえれば分かる通り、病院では「睡眠状況の具体的な記録」が超高確率でとても役立ちます。以下のような情報を1週間程度メモして持参するとスムーズです。
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就寝時間・起床時間:書き方としては毎日の布団に入った時間と大体の寝付いた時間を両方書き、と起きた時間を書いておきましょう!
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寝つきにかかる時間:これは布団に入ってどれくらいの時間で寝付いたかを大体で書きましょう!
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夜中の覚醒の回数・時間:細かく言うと何時何分に起きたか?そして再入眠までどれくらいの時間がかかったのか?を書きましょう!
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どんなときに眠れなくなるか:例えば寝る前に何をやっているのか?寝る前に何を考えたりしているのか?寝室の状態がどうなっているのか?を書きましょう!
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カフェイン・アルコール摂取の有無:これは一日どれくらい摂取しているか?何時に摂取しているかを書きましょう!
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日中の眠気・気分の変化:日中の眠気の他に日常にどんな支障を起こしているのか?どういった気分の状態が起こっているのかを書きましょう。
ここまで細かく書く事で診察する際に、医師もなるほど!ってなりやすくて正しい診断がしやすくなりますので、もし病院に行かなければという場合は自分がどういった状態化をしっかりメモを取っておきましょう!(これは私も相談者様にとても推奨しています!)
放置すると危険なケース
これは基本的に少なくとも軽度の場合ではない状態の方が該当しますが、その中でも病院へ行かず放置したまま過ごされてます。(ほとんどの方が病院に行く基準が分からない方が多いからです)
なので実際に睡眠障害の中で特に今すぐ病院へ行かなければいけない人の割合を出してみましょう!
画像を見て頂けると分かると思いますが、厚生労働省のデータの調査では睡眠障害の中で3割近くの方が重篤な状況にある方がいるという事になります。
なので他人ごとの様にしては本当に危ない可能性が秘められているという事になりますので、さっそくどういった人が直ぐに病院へ行くべきかを書いていきますね。
・夜眠れずに食欲不振や体重減少が見られる場合
・うつ病の危険の中でも「死にたい」とか「消えたい」といった思考がある場合
・寝言や睡眠時遊行症みたいに寝ぼけて歩いたりがある場合
・睡眠時無呼吸症候群とかいびきが凄くひどくて、朝に頭痛や倦怠感がある場合
基本的に上記に書いてある人に対しては、私も病院へ行くように勧めています!なので、もし今身体の異変が酷かったりしたら速やかに病院へ行きましょう!
最後に
睡眠障害が続く場合や生活に支障が出る場合、病院を受診することが重要です。
専門医の診察を受けることで適切な治療法が見つかり、質の良い睡眠を取り戻すことができます。
以下に要点をまとめました。
- 睡眠障害が続くなら受診(これは間違いないです)
- 診療科は症状に応じて選ぶ(最悪睡眠外来に行けば間違っても正しい科に導ける可能性は高いです)
- 専門医の診察と治療が必要(その為には受診前に自身の睡眠に関わるメモを細かく書いて準備しておきましょう)
睡眠に関する問題は早めに対処することが大切です。
この記事を参考に、適切な対応を心がけてください。