「ベルソムラ錠の効果や副作用について詳しく知りたい」「睡眠薬としてのベルソムラの安全性や使用方法が気になる」
そんなお悩みを解決します。




■ 本記事の内容
- ベルソムラの基本情報と効果・効能について理解する
- ベルソムラの副作用や禁忌について知る
- ベルソムラの安全な使い方と注意点を学ぶ
■ 本記事の信頼性
本記事を書いている私は、睡眠健康指導士上級を取得しており、睡眠外来で25年以上の経験を持つ睡眠コンサルタントです。これらの専門知識をもとに、ベルソムラ錠についての信頼できる情報を提供します。
この記事を読むことで、ベルソムラを安全に使用し、より良い睡眠を得るための正しい知識を手に入れることができます。睡眠の質を向上させ、安心して日常生活を送れるようになるために、ぜひ最後までご覧ください。
ベルソムラ錠の基本情報(これで結構使う基準が分かります)


ベルソムラ(スボレキサント)とは
ベルソムラは不眠症の治療薬として広く使用されている医薬品で市販薬ではなく病院から処方される睡眠薬ですね。
これの特徴はオレキシン受容体拮抗薬という新しいタイプの睡眠薬で脳内で覚醒を促すオレキシンの働きを抑えて眠気を促すといった感じですね。ベルソムラが出てきてからは結構処方されることが多かった方いましたね。
でどういう程度の方に使うか?というと軽度から中度位の方に多く使われています。
ベルソムラ錠を使う基準とそうでないケース
ベルソムラを服用するとして実際にどういった人に有効なのか?そうでないのか?が分からない方が初見では多いと思うので、ざっくりその違いを説明させていただきますね。
ベルソムラが有効なケース
・入眠しにくい方で要は寝つきが悪い方ですね!
・夜中に何度も目が覚めてしまいやすい中途覚醒を起こす方
・これも結構多い悩みなんですが次の日の身体のダルさを減らしたいという方で自然な眠気を誘導したい人
・これもまた多いんですが、依存のリスクを減らしたいという事でベンゾジアゼピン系の睡眠薬を使いたくない人
私が働いている病院の患者さんは結構こういう感じの理由からベルソムラを服用してる方が多かったですね。
ベルソムラが有効じゃない人
・特に重度の不眠症の方で、例えば2時間以上寝付けなかったり極端に夜中起きやすかったりする人の場合の方は向かないですね。(同じタイプで強めならレンボレキサントの方が良いかもしれませんね)
・即効性を求めている方にも向いてません。自然な入眠を誘導する薬なので効くまでに時間がかかりますよ!
・強めの睡眠薬を長期間服用して耐性が付いたことによって効果が薄れた方も少なくはなかったですね。
・日中の眠気が強い人の場合は翌朝まで作用が残る事があるので、この場合は医師と相談した方がいいですね!
ベルソムラ錠と他の睡眠薬の違い(これも結構聞かれるので答えますね!)
簡潔にざっくりを説明していきます。
依存性や副作用については私が働いていた病院の患者様の事例を基に出しています。
まずは今回の比較の趣旨であるベルソムラを話していきますね
効果としてはオレキシンを抑えて自然な眠気を促して、効果として望める症状の程度は軽度から中度位ですね。
依存性や特徴としては依存性はほとんどなくて長期的な服用はしやすいんですが、中には効きにくい人もいるんですよね。
ベンゾジアゼピン系(例:レンドルミン、ハルシオン)
効果としては眠気を強く誘発(脳のGABA受容体に作用)するタイプなので結構中度から重度の不眠症の方に使われる事が多いですね。
依存性はあって、副作用としてはふらつきや記憶障害の事例がありましたね。
Z系睡眠薬(例:マイスリー、ルネスタ)
効果としては比較的自然な眠気を誘導するタイプの睡眠薬ですね。
不眠の程度としては軽度から中度位の方に使われてますよ。依存性は比較的低い方ではあるんですが、問題点としては耐性がつく可能性があって実際に患者さんの何人かは耐性が付いてしまって聞きにくくなった方もいましたね。
レンボレキサント(デエビゴ)
ベルソムラと同じタイプでオレキシンを抑えて睡眠を誘導する睡眠薬ですね。
ベルソムラよりも中程度から重度の不眠の方に有効で結構服用されている方は多いですね。
翌朝の眠気のリスクはありますが、他の睡眠薬よりは効果が強い割に極端に強いわけではないですね。
レンボレキサントについても詳しく書いていますので、以下の記事を是非読んでみてくださいね。
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レンボレキサントの基本情報(使うタイミング等)を専門家が解説
「不眠に悩んでいるけれど、薬の副作用が心配」「睡眠薬の選び方がわからない」 こんなお悩みをお持ちの方のために、本記事では新しい睡眠薬「レンボレキサント(デエビゴ)」について詳しく解説します。 &nbs ...
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ベルソムラ錠の服用の注意点と副作用についてと対策(特にこれ読んでください!)


効能または効果に関連する注意
ベルソムラを始め睡眠薬の効果を十分に発揮するためには当然注意点を守ることが重要になるので、以下の最低限は必ず服用するときは守ってくださいね。
・まずはアルコールとの併用は避けてくださいね!理由としては効果を強めたり弱めたりという可能性もあるし、同時に服用してしまう事で副作用のリスクとかが格段に上がってしまう事も珍しくなく、私がいた病院では副作用の問題で医師と相談されていた方は多かったですね、、。
※アルコールと不眠についての記事は以下にリンクを張りますので是非参考にしてください。
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不眠症がアルコールによって起こる理由と健康的な睡眠習慣の対策!
「夜、なかなか眠れずに悩んでいませんか?特にお酒を飲んだ日の夜は、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めたりすることはありませんか?この記事では、アルコールが不眠症にどのような影響を与えるのか、そしてその ...
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・次に気を付けるべきなのは服用する際の運転だったり、危険度が高い機械の操作をする方ですね。結構これで大けがをしたり命を落としたり、、最悪人の命を奪ってしまったという事例も残念ながらあるんですよ、、。なのでここで一番言いたい事は独断で服用して行動するのはやめましょう!
・で最終的というか基本的には医師の指示に従って独断での服用を避ける事ですね。他の薬との服用だったり健康状態だったりの理由から容量の調整が必要になってしまう事もあるので気を付けてくださいね!
副作用について
ベルソムラは比較的安全性が高い薬と使われているんですけど、勿論今まで私が関わってきた患者さんの中でも副作用が報告されていますよ。
でも大事な事としては、これらの副作用を理解して適切に対処することが重要になるので是非しっかり見てくださいね!
眠気
ベルソムラの最も一般的な副作用の一つとして患者様の中で多かったのは日中の眠気ですね。これは特に長時間の睡眠が確保できない場合だったり、服用後すぐに活動を始めた場合に起こってた方が多かったですね。(なので睡眠の確保や服用後に予定を入れない等の対策が必要ですね)
それでも眠気を感じた場合は無理に活動をしないで休息をとることが良いと良く診察室で医師もよーく言ってました!
悪夢
これはまた凄く稀なタイプではあるんですけど服用した方の中では悪夢を経験したって方もいたんですね。これは病院の勉強会で学んだ範囲ではありますが脳内の睡眠サイクルが変化することによるものらしいですね。
でそこで対策はどうした方がいいんですか?って聞いたんですけど悪夢が頻繁に起こる場合は医師に相談して用量の調整とかを改めて決めた方がいいだろうねーみたいに担当医師が言ってましたね。
体重増加(太る?痩せる?)
ベルソムラの使用による体重増加は稀ではあるんですが一部の患者さんで体重が増えたとの報告をされています。この副作用の原因は薬の作用による代謝の低下が原因なんですね。
ただ生活サイクルがしっかりする事によって食事管理がしやすくなって逆に痩せたという方も中にいたので、あまりこの副作用は参考にしなくてもいいかもしれません。(患者さんから話を聞くと生活習慣自体に原因がある方が多かったので)
副作用の結論として
一番は異変を感じたり、服用した後の効果が強すぎたなって思った時点で直ぐに病院に行って医師と相談するのがいいですね!放置すると日常で大きな問題を起こすリスクにもなるし、身体のリスクを負う可能性も全然ありますよ!
ベルソムラを使ってはいけない人(禁忌)
当然薬を服用する方の中では服用する事によって危険な状態に陥ってしまう方もいるんですね。なのでベルソムラを服用を絶対に服用してはいけない人がどういう人かを説明していきます。(服用する前に絶対に見て!)
・一つ目は過去にスボレキサントという成分で(ベルソムラの主成分)過敏症がある人は避けましょう!病院の患者さんから出た報告として私が分かってる範囲ですがアレルギー症状としては「かゆみ・発疹・呼吸困難」が多かったですよ!
・もう一つは重度の肝機能障害を持っている方や肝臓の治療を受けている人は服用する前に絶対に医師と相談してください!理由なんですがベルソムラは肝臓で代謝されるので思い肝機能障害の人が服用しちゃったりすると薬の代謝が遅れる事になるんですよ。で、身体の中に薬が過剰に残って蓄積されてしまう事になって副作用のリスクが大幅に上がってしまう事になりかねないので本当に気を付けてくださいね!
併用して薬を服用している方も注意
ベルソムラを服用する際に他の薬を飲んでいる方も十分注意が必要です。特に以下の薬剤を併用する際は医師の指導を仰ぐことが必須ですね。(これも勉強会の時に良く話題に出てましたので)
・中枢神経抑制薬
ベルソムラと中枢神経抑制薬(例:ベンゾジアゼピン系睡眠薬、抗不安薬など)を併用をして服用してしまうと、過度の鎮静や呼吸抑制のリスクが高まってしまって最悪の場合呼吸困難になってしまったケースが関わった患者さんにもいたんですね。
なのでもし併用する場合とかになると医師による慎重な管理が必要になるので、絶対に独断で服用するのはやめましょう(副作用によって緊急性が増す状態になる方も多いのでお願いします!)
・CYP3A阻害薬
睡眠薬のベルソムラはCYP3Aという酵素によって代謝されるんですね。で、この酵素を阻害する薬(例:ケトコナゾール、クラリスロマイシンなど)と併用して服用してしまうとベルソムラの血中濃度が上昇する事で副作用のリスクが増加した方が多かったんですよね。
なんでこうなるのか?というと転院した患者さんが併用薬の事を話さずにベルソムラを併用して服用する事で起こってしまうパターンが多かったんですね。(正直この場合は防ぎようがないんですよね)
睡眠時無呼吸症候群や高齢者、そしてうつ病の方も注意が必要です
・睡眠時無呼吸症候群の方の場合はベルソムラの副作用の効果によって呼吸がさらに抑制される可能性があるんですね。これで症状が悪化すると呼吸困難から意識障害に繋がる恐れがありますね。
・高齢者の方は薬の代謝が成人の方と違って遅いんですね、それで副作用のリスクが高まることがありますね。特に多いのが日中の眠気やふらつきによる転倒のリスクが出てきます
・うつ病や自殺念慮の既往歴がある人でベルソムラを使用することでうつ症状や自殺念慮が悪化することがあります。もし服用する際は医師による定期的なモニタリングも必要になりますね。(それでも心配ではありますが)
ベルソムラの妊娠・授乳への影響(妊婦さんも結構気になって質問されますね)
妊娠中や授乳中の女性がベルソムラを使用したいけど不安って方も多かったので、私が関わった病院や私自身が分かった範囲で教えていきますね。
まず結論から言うんですけど妊娠中や授乳中の場合は胎児や授乳中の乳児に悪影響が起こる可能性があるので避けた方がいいですね(私の部署の医師も妊娠中の方には処方してませんでした)
人でのデータが十分ないのではっきりこう!とは言えなくて動物実験の範囲で分かった範囲で答えると、スボレキサントが胎児の発育に影響を与えてしまった事例があったんですね。また授乳中の母乳に薬が移行する事が確認もされていたので注意が必要になってきます。
最後に
- ベルソムラは不眠症治療薬です。
- 主成分はスボレキサントです。
- 用法・用量を守りましょう。
- 主な副作用は眠気です。
- 妊娠中は使用を避けましょう。
- 安全な運転を心がけましょう。
ベルソムラを正しく使用することで、不眠症を効果的に治療することが可能です。使用する際は、医師の指示を守り、適切な用量で服用することが大切です。