「ドリエルを使い始めたいけど、副作用が心配…」「既にドリエルを使っているけど、副作用についてもっと知りたい」
こんなお悩みをお持ちではありませんか？この記事では、ドリエルの副作用について詳しく解説し、副作用が発生した場合の対処法や予防策も紹介します。ドリエルを安心して使うための知識を得ることができます。
■本記事の内容
- ドリエルの副作用の発現率と一般的な症状について
- 副作用を避けるための注意点と飲み合わせのリスク
- ドリエルの副作用の対策
■本記事の信頼性
本記事の執筆者は、睡眠健康指導士上級の資格を持ち、睡眠外来で25年以上の経験を積んでいます。また、睡眠コンサルタントとしても活動しており、睡眠に関する知識と経験が豊富です。これらの経験をもとに、正確で信頼性の高い情報を提供します。
この記事を最後まで読めば、ドリエルの副作用についてしっかり理解でき、安心して使用できるようになります。ドリエルを使うことでどんな効果が得られ、どのような副作用に注意すべきか、すぐに実践できるアドバイスもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ドリエルの副作用とは
ドリエルの副作用発現率
ドリエルの副作用発現率についての私が調べた具体的なデータなんですが、メーカーや医療機関からの報告に基づいた部分から算出しています。
結論から言うと副作用の出現率としてドリエルの使用者の約10%から20%に見られる感じですね。（実際にドリエルを服用して副作用に関しての相談があった患者様もそんな感じの割合でしたね）ただ、副作用の程度は個人差があるし、患者様自身の体質だったり他の薬の併用状況によって変わることがありますので数字を完全にアテにしない方がいいかもしれません。（併用で色々と起こる事が全然ありえるので）
ドリエルを使用した副作用の一般的な症状と注意点
出現した副作用にどんなものがあるのかを以下に書いておきますね（あくまでも私が相談を受けた患者様の例です）
・眠気：ドリエルは睡眠を促進するために使用されるため眠気が生じるのは当たり前ですが、まれに日中に眠気が続く場合があったりするので、その場合は注意して医師との相談をお勧めしますよ！
・口の乾き：ドリエルの成分であるジフェンヒドラミンは唾液の分泌を抑えることがありますので、もし服用してそういう症状が現れたらドリエルの原因と思ってください。
ただあくまでも一過性のものになるので、それが連日もちこすような事があった場合は使用を中止して医師と相談してくださいね。
・めまい：基本的に抑制作用を優先するところがあるので、その場合は血圧が低下して立ちくらみやめまいが起こることが患者様の中にはありました。
ただこれも連日発生してしまうという事になると注意が必要になってくるので、その際も医師との相談をお勧めしますよ。
・頭痛：これは結構稀なんですが服用してる人の中には頭痛を訴える人もいますね。
もしその頭痛が一過性のものではなくて連日で持続する場合も服用をやめて医師に相談することをお勧めしますよ。
ドリエルの軽度な副作用の経過とその対応方法
患者様の経過の例ですがドリエルの軽度な副作用の多くの場合は特別な治療を必要としないで自然に軽減される事が多いですね。しかし、それでも不安という方もいると思うので以下の対応策を取る事で症状を和らげることが可能ですよ
１：十分な水分補給：口の乾きを感じた場合は水をこまめに飲むことが効果的です、ただ薬を服用するときに関しては出来るだけどの薬に対しても一日に必要な水分補給量を守っていただくのが一番ですね。
２：ゆっくりとした動作：めまいや立ちくらみがある場合は立ち上がる際は転倒したりするリスクもあるので、立ち上がろうとする際はゆっくりと行動するよう心がけましょう。
３：運転や危険な作業を避ける：これはドリエルに限らず睡眠薬や眠気の副作用がある薬を服用した方に関しては、集中力の低下からくる大きな事故のリスクがあるので自身や他人を巻き込む可能性が少しでもあるような作業の場合はやめておくことが賢明でしょうね。（睡眠薬を服用する事での事故は結構報告がありますので）
ドリエルの重度な副作用（稀にあります）とその対応方法
特に私がいた病院にドリエルの副作用で相談があったのが極めて稀ではあるんですが今回のケースが多かったですね。実際にこれから服用される方もそのリスクは無いとは言えないので一旦以下に書いていることを目を通していただいて、それで不安な場合は医師と相談する事をお勧めします。
アレルギー反応：発疹、かゆみ、腫れ、呼吸困難などが現れる場合がありますが、これは薬物アレルギーとかで起こる方が多かったですね。（普通の副作用以外の違和感に気づいた時点で使用をやめて病院に受診をお勧めします）
心拍数の異常：動悸や不整脈が感じられることがあります。（これも放置できる問題ではなく、放置して意識障害を起こすケースは無いとは言えないので、直ぐに受診した方がいいでしょう）
精神的な混乱や幻覚：これに関しては特に高齢者が多くて、良く報告を受けるのが錯乱や幻覚が現れるといった内容になりますね。
いくら副作用が出る可能性は低めとは言っても、中には本当に危ない場合もあるので緊急時には救急車を呼ぶなどの適切な医療機関に連絡した方がいいでしょう。
副作用が発生しやすい条件
そこで一番気になるドリエルの副作用はどんな人に発症しやすいのか？これを実際にあった患者様のケースで紹介しますね・
高齢者：まずは高齢者の場合は若い人と違って体内での薬の代謝が遅いんですね、そういった事から若い層の方と比べると副作用のリスクが高くなるんですよ。
他の薬との併用：特に多いのはこのタイプで他に中枢神経に作用する薬（例：抗うつ薬、抗不安薬）を使用している場合なんですが、その服用によっての相互作用により副作用が増強される可能性は併用される薬によっては十分あり得ます。（他の薬を飲んでいる場合は絶対独断で使用せずに医師からの指示を仰いでください）
持病を持つ人：様々な既往歴や現在治療中の方、そして特に心臓や肝臓に問題がある場合は服用する前に必ず医師と相談してください。
以上の条件に当てはまる人の場合はドリエルを使用する際はリスクを考慮して、服用する前に！医師や薬剤師に相談してください。（市販薬の服用によって病院側に来る相談のほとんどが副作用によるものですので）
ドリエル使用時の注意点（ドリエルでなくても見て欲しいです）
副作用を避けるための飲み合わせ
結構睡眠薬と他に飲んでいるものを合わせて飲んでしまう事によって副作用が出てくるケースも少なくはないんですね。
なのでドリエルでなくても睡眠薬を服用する場合には、他の薬やサプリメントを飲んでいる場合は飲み合わせに気を付けなければいけません。
その中でも今から紹介する薬とは絶対に同時に使用は避けてくださいね。
抗うつ薬：抗うつ薬とドリエルを同時に使用すると中枢神経（脳ですね）に過度の影響を与えることがあって、強い眠気やふらつきを引き起こす可能性がでて転倒だったり重大な事故につながりかねないリスクがあるので注意してくださいね！
抗ヒスタミン薬：ドリエル自体が抗ヒスタミン薬であるため、他の抗ヒスタミン薬と一緒に使用したりするとただでさえ発生している副作用が余計に強まることがあるので十分きをつけましょう。というより独断で服用しないでくださいね！
風邪薬：じつは風邪薬にも抗ヒスタミン薬が含まれているものが多くて、風邪を引いて風邪薬を服用している時はドリエルとの併用は避けたほうが安全です。（もし風邪を引いて受診する際はドリエルの服用について指示を仰いでください）
アルコールとの併用のリスク
アルコールで睡眠薬を始め様々な薬を服用すると肝臓への負担がありまして、最悪肝機能障害を引き起こす可能性があります。
勿論それ以外にもアルコールで睡眠薬を服用した際の副作用はあるので気を付けてください。というよりやめましょう！
アルコールと睡眠薬の服用については以下の記事に詳しく書いている部分があるので、是非そちらを読んでいただいて参考にしてください。
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ドリエルと併用する薬で注意した方がいい薬の種類
ドリエルと併用する薬の中で以下に書いている薬は特に注意してくださいね。（以下の薬との併用による副作用での相談結構多かったです）
鎮痛薬：鎮痛薬の中にはドリエルと併用することで中枢神経に過度の影響を与えるものがあって、例として具体的に言うとオピオイド系の鎮痛薬との併用は医師との相談の上でお願いします。
抗不安薬：ベンゾジアゼピン系の抗不安薬も中枢神経に作用するので、これも併用して服用してしまうと副作用が強まるリスクが高まります。（基本的に精神外来の受診になるので医師との相談はしやすいと思います）
ドリエル使用中の運転への影響
ドリエルの副作用の特徴としては眠気を引き起こすので、服用した場合に人によっては日中の強い眠気に襲われることがあるんですね。
その状態で運転をしてしまう事によって運転中に眠気が襲ってきた場合に反応速度が遅れて、重大に事故に遭ってしまう（人の命を奪ってしまう）リスクが非常に高まりますので、服用した際の運転は避けるのが無難です（運転を仕事としている場合は市販薬で試すのではなく、医師との相談との相談を先にお願いします）
長期間使用した場合のリスク
ドリエルを始め市販薬のほとんどは一時的な睡眠補助として使用することが一般的で、長期間の使用は推奨してません。また長期間使用することにはいくつかのリスクがあります。
依存症のリスク：ドリエルを長期間使用することで精神的に依存してしまう可能性があります。患者様の中で薬なしでは眠れなくなるなった例がありますよ。
耐性の発生：長期間使用することでドリエルに対する耐性が出来てしまって効果が薄れる事があります。この場合よくやってしまって症状悪化するパターンとすれば同じ効果を得るために使用量を増やしてしまってという方がいましたね。（使用方法は必ず守ってください。また効果が薄い場合は医師と相談をしましょう）
健康への影響：長期間の使用は肝臓や腎臓に負担をかけることがあって、これが長期的になってしまったら健康問題につながる可能性があるし、実際にその健康問題に発展してしまった患者様の例があるので気を付けてくださいね。
ということで短期的な対応では追い付かずに睡眠問題が続く場合は、ドリエルや市販薬のみに頼らず医師に相談して根本的な解決策を見つけることが重要です。
一番大事なのはドリエルを始め薬を服用するにあたって正しい知識を持って、決まったルールに従う事が重要なんですね。
それでも効果が薄かったり、使用後の問題に対して懸念点があるのなら薬剤師や医師と必ず相談をする事が大事ですよ！
ドリエルの副作用に関する実際の患者様の声
ドリエルの副作用に関する利用者の声
勿論ドリエルを使用した多くの方達は効能である眠気やリラックス効果を得られたと報告はありますが、逆に副作用に関する声も少なくなかったんですね。その副作用に関してのリアルな声を以下に挙げていきます。（今回は併用した薬等の例は省いてドリエルのみの話にします）
・眠気が強すぎる：多くの利用者がドリエルを服用した後に強い眠気を感じるという事で相談や受診に来られました。この副作用の理由としては主成分であるジフェンヒドラミンが中枢神経を抑制する効果があるためです。特に多かったのが翌朝にも眠気が残るケースがあって仕事や学校に支障をきたす事があって困っていたとの声が聞かれます。
・口の乾き：ドリエルを服用してから口の中が乾燥するという副作用もよく報告されていますね。結構気になって仕方ないという事で相談を受けたことがあります。
・めまい：立ち上がったときにふらつきを感じるという報告もありますた。これは服用してからの血圧の低下によるもので高齢者や体力の低下している人に多く見られる症状で、中にはその症状で転倒して骨折した患者様もいたので注意が必要になりますよ。
ドリエルの副作用対策
副作用を最小限にするための使用方法
ドリエルの副作用を最小限に抑えるために必要な事として以下の使用方法を守ることが大切です。（これを守らないと副作用のリスクが上がりますよ！）
・適切な用量を守る：ドリエルは添付文書にも書いてあると思いますが1回あたりの服用量が決まっています。それを守ってください。副作用を起こす方のほとんどが過量に服用してしまって副作用がでた方が多いです！
・睡眠前にのみ使用する：ドリエルは眠気を引き起こす特徴があって、特に日中や運転前だったり重要な作業を控えているときの使用はやめときましょう。理想的とすれば寝る前の1時間以内に服用することで安全に使用できます。（それ以外の状況で服用を考えている方は医師との相談を進めます）
・長期間連続して使用しない：ドリエルや他の市販薬の使用は一時的な不眠症状の緩和を目的としていますので、長期間の連続使用は依存や耐性を引き起こすリスクがある為、出来れば3日以上連続して使用しないようにした方がいいですね。（それ以上必要という場合は医師との相談をお勧めします！）
・アルコールとの併用を避ける：アルコールはドリエルを始め様々な薬の効果を強めて副作用を増大させる事があるんですね。ドリエルを使用する際はアルコールの摂取はやめときましょうね！
副作用が続く場合の医師への相談方法
ドリエルを使用して副作用が強かったり続いたりした場合は、専門の医師に相談することが非常に重要なんですね。なので今回以下のポイントを是非おさえておいてください。
症状を記録する：いつどのような副作用が現れたのかと、その時の具体的な症状と程度だったりドリエルを服用した時間や量を記録しておくと、診察がスムーズに進んで正確な診断を医師が出すことが出来ます。結構診察中で話したい事を話せなくて互いに困るという事は珍しくないので、記録したものを渡した方が対処しやすいと私が働いていた病院の先生も言ってましたね。（勿論それを見てから必要事項は質問したりしますよ！）
医師に相談する：副作用が強かったり数日間続く場合や上記に書いた副作用以外の症状が出てしまった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。予約を取って先ほど言った受診するまでの経過や記録を持参して相談することが大切です。
他の薬との影響を確認する：ドリエル以外に服用している薬がある場合その情報も医師に伝えてください。基本的に他の薬を服用している状態で受診した時点で医師に申し出てください。そうする事で薬の処方に対して対策をしやすくなるし、患者様の安全も守る事が出来ますよ！
使用中止の判断を仰ぐ：効果が薄かったり副作用の内容によっては必要に応じて医師はドリエルの使用を中止することを提案するかもしれません。その場合は無理に使用を続けるのではなく医師の指示に従って、新たな薬の服用の提案をすると思うので是非話をしっかり聞いた上対策していきましょうね！
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ドリエルの代替薬品の検討（私の本音も書いてますが）
ドリエルを使用していて副作用が気になる場合や効果が感じられない場合は他の睡眠薬やサプリメントを検討することも一つの選択肢です。
以下に書いているのはドリエルの代替薬品として挙げているものです（実際に患者さんが代替案を承諾されたケースです）
・自然由来のサプリメント：メラトニンやバレリアンルートなど自然由来の成分を含むサプリメントは副作用のリスクが低くて、市販薬よりは比較的安全に使用できるためドリエルの代替としてはいいのかなとは思います。
・他の市販睡眠薬：勿論ドリエル以外にも多くの市販睡眠薬がありますよ。たとえば睡眠改善薬の「ナイトール」や「パスシェンシア」などがありまして、これらは異なる成分を含んでいるためドリエルの成分に対して敏感な場合は別の選択肢として検討することができます。（あくまで検討ですよ！）
・でも一番推奨するのは医師との相談の上出してもらった処方薬：不眠症が長期化する場合や市販薬では効果が不十分な場合は、やっぱり医師の診察を受けて症状に合った適切な処方薬を求めることが重要じゃないでしょうか。ぶっちゃけ処方薬は診察の上で個々の症状や健康状態に基づいて処方されるので、安全に適切な治療を受けることができるので代替えというよりは医師と相談の方が一番リスクは少ないと思ってください。
じゃあ書くなよ！ってなった方もいると思いますが、ドリエルが効かなかった場合は基本的に一過性の症状ではなくなっていて、他の症状と併行している場合があるんですね。例えばうつだったりとか、、。
なのでその可能性も十分あり得るので、効果が無かったり薄かった時点で改善したいと思っている方は医師と相談は必須ですよ。
※うつ病の場合はその睡眠薬についての詳しい事が以下の記事に書いてあるので参考にしてください。
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自分に合った睡眠薬の選び方と今日からできる対策！
睡眠薬を選ぶ際には基本的に自分に最も合ったものを選ぶことが一番大切ですね。そして薬に頼り過ぎず以外の方法をとる事でも改善する事も出来ますよ！
症状に合った薬を選ぶ：一時的なストレスや環境の変化による不眠にはドリエルのような市販薬が有効ですが、意外と眠れないという自覚症状以外の見えないストレスや不安感が別になってる方多いんですよね。その場合は実は効果が薄かったり無かったりするし、また慢性的な不眠症や特定の原因（鬱など）がある場合には迷わず医師の診断を受けてくださいね。
副作用のリスクを理解する：実際にどの薬にも副作用があると理解した前提で服用をしていきます。その中でも自分の体質や過去の薬歴や病歴を考慮して副作用のリスクが少ない薬を服用できるかが重要になってきます。特に日中に活動しなければならない人は眠気の残りにくい薬を選ぶべきですし、その答えを確実に得るためにはネットで書いてある事を鵜吞みにするのではなくて、医師との相談の上で行うべきだと思いますよ。（医療従事者として私の記事を読んでくれた人を守りたいのでこうなります）
生活習慣の改善も考慮する：実はこれが一番大事だったりします！薬に頼りすぎるのではなくて睡眠環境の改善やストレス管理と規則正しい生活リズムを取り入れることが大切なんですね。ざっくりと説明しますが栄養バランス、一日の水分の摂取量、適量の運動、寝る前にスマホやPCを操作しない、寝る前にリラックスする為の手段（ストレッチやヨガ）をルーティンに入れる事をするだけで睡眠の質が向上して薬の必要性が減少することは全然ありますよ！
やっぱり一番は専門家の意見を聞くのが一番だと思いますね。物凄い多くの睡眠トラブルで悩んできた患者様を私もカウンセリングでアドバイスしたりもしてますし、医師もポンコツは多いですが薬の危険性は少なくても把握してるので自身で決めるよりは凄く安全なのは間違いないです（職場の上司の医師の悪口がポロっと出ましたがww）
最後に
- ドリエルは副作用がある
- 眠気や口の乾きが主な症状
- 使用前に注意点を確認する
- アルコールとの併用は避ける
- 適切な用量を守ることが重要
- 副作用が続く場合は医師に相談
ドリエルを使用する際は、これらのポイントを守り、副作用に注意しながら安全に使用しましょう。適切な使用で、良質な睡眠を手に入れましょう。