睡眠障害の様々な原因と改善法

不眠症に漢方薬が効果的なもの|逆に不眠症を起こす漢方薬を徹底解説

「夜なかなか眠れない」「不眠症に悩んでいるけれど、西洋医学だけでは効果が見られない」「でも漢方薬について知識が無い」。そんなお悩みを解決するために、本記事では不眠症に効果が期待できる漢方薬なのか?どんな漢方薬がダメなのかについて詳しく解説します。

 

眠れないハム子
眠れないハム子
そういえば不眠症の症状に対して漢方薬って効果ありますか?
勿論ありますよ!睡眠薬自体に不安を持っている人に対しても処方されて薬局で出してますしね
カワウソ睡眠先生
カワウソ睡眠先生
眠れないハム子
眠れないハム子
漢方薬に対して知識が全然ないので、良かったら睡眠に関する漢方薬の事を教えてください!
カワウソ睡眠先生
カワウソ睡眠先生
では今回は不眠に向いている漢方薬と、逆に不眠を悪化させる漢方薬について詳しく話していきますね

 

本記事の内容

  1. 不眠症に漢方薬が効果的なもの
  2. 逆に不眠症を起こす漢方薬

 

本記事の信頼性

本記事は、睡眠健康指導士上級を取得し、25年以上の睡眠外来勤務経験を持つ睡眠コンサルタントが執筆しています。これまで多くの患者さんの不眠症を改善に導いた実績があり、専門的な知識と経験を基に情報を提供します。

 

 

この記事を読み終わる頃には、あなたは不眠症に対する漢方薬の効果と選び方、具体的な治療手順について詳しく理解し、安心して治療に取り組むことができるようになるでしょう。しっかりと最後まで読んで、快適な睡眠を手に入れるための一歩を踏み出しましょう。

 

 

※この記事は以前働いていた睡眠外来のある病院で行われた勉強会で、漢方薬に特化した知識を持った薬剤師の先生によるお話で学んだ知識と資料を基にかいております。

不眠症に漢方薬が効果的なものは何があるの?

眠れないハム子
眠れないハム子
まず一番気になるのは不眠症に効果がある漢方薬がどんなものがあるか知りたいです
分かりました!では不眠症に効果がある漢方薬で、良く使われているものを挙げていきますね
カワウソ睡眠先生
カワウソ睡眠先生

 

ストレスや緊張で眠れないタイプ

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

効果や特徴としては交感神経が優位になってしまってる人に対しての物のイメージが強いですね

・ストレスや緊張で寝つきが悪くて、神経が高ぶってしまう人向けですね

・肝臓の機能を整えてストレスを鎮める作用があります。

・動機やイライラを抑えて副交感神経を優位にします。

 

 

お勧めしたい人として基本的に交感神経が優位になって興奮していて眠れない人になります。

・仕事や人間関係のストレスで神経が高ぶってしまって眠れない人(特にこれに対して使われること多いですね)

・寝つきが悪くて寝てもすぐ目が覚める人

・夢をよく見て眠りが浅い人

要はこの漢方薬はストレスや緊張を和らげてリラックスして眠れるようにするものと覚えておいてくださいね!

加味帰脾湯(かみきひとう)

効果や特徴としてはこれも精神的なストレスの問題に対してのイメージが強いですね

・血の巡りを良くして精神的な疲労を改善してくれる

・不安や神経過敏な状態を和らげてくれて自然な眠気を促してくれるもの

・ストレスによる胃腸の不調にも効果があるという事です(なので胃腸的な意味で処方されてたの見たことありますね)

 

 

お勧めの人としては神経質になってストレスが溜まっていたりとかの人ですね。

・神経過敏で些細な事でも気になって眠れない人

・ストレスで胃腸の調子が悪くて眠りが浅い人

・貧血気味で疲れが取れにくい人

だいたい今言った人達に処方する事が多いと言われてますね。

要はストレスを不安を和らげて心身をリラックスして眠りを促すと覚えておきましょう

自律神経の乱れが原因の不眠

 

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

効果や特徴としては自律神経が乱れてストレスが溜まっている方のイメージが強いですね。

・自律神経のバランスを整えて精神の安定を促す

・心が落ち着かずに眠れないで、そして途中で目が覚めてしまう方に向いてます

・イライラや緊張を和らげてリラックス効果を高める事も出来ますね。

 

 

お勧めの人としてはざっくり言うとストレスや自律神経の問題がある人ですね。

・ストレスで気持ちが落ち着かずに夜も不安で眠れない人

・ちょっとした事で大きく反応したり、不安感が強い人

・神経が過敏で眠りが浅くて目が覚めやすい人

大体こういった人に処方された方が多いですね。

要は自律神経を安定させて穏やかな眠りをサポートするものと覚えておいてくださいね。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

効果や特徴としてはリラックス効果を出してストレスを抑えるイメージが強いですね!

・神経の高ぶりを抑えてリラックスを促す

・自律神経のバランスを整えてストレスを軽減する

・夜間の動機や寝汗が気になる人向けですね

 

 

お勧めの人としては不眠の他にリラックスしたい人、落ち着きたい人ですかね。

・緊張が解けず常に落ち着かない人

・眠ろうとしても頭が冴えてしまって寝付けない人

・夜中に動機や寝汗で目が覚める人

こういった人に処方されている事が多いようですね。

要は神経を鎮めてリラックスをして自然な眠りを促すものと覚えておきましょう。

体力の低下や冷えが原因の不眠

 

酸棗仁湯(さんそうにんとう)

効果や特徴としては不眠症に特化されているものというイメージが強くてリラックス効果があるって感じですね。

・不眠症に対して特に効果がある漢方薬で、血行を促進して心を落ち着かせてリラックスを促す効果があります。

・虚弱体質の人や疲れやすい人にも使われます。

 

 

お勧めの人としては血液循環が悪い不眠所の人ですね。

・疲れているのに眠れない人

・血の巡りが悪くて冷え性の人

・夜中に目が覚めやすくて朝まで熟睡できない人

要は体力を補って血流を良くして自然な眠りを促すものと覚えておいてくださいね!

八味地黄丸(はちみじおうがん)

効果や特徴としては加齢や腎臓に関わっている内容になりますね。

・腎機能を高めて身体の冷えが改善してくれます

・加齢によるホルモンバランスの変化を整える効果もありますね

・頻尿や冷えが原因で眠れない人に適しています。

 

 

お勧めの人としては腎臓系や冷え性で困っている人ですかね。

・夜間の頻尿で何度も目が覚める人

・手足が冷えて眠れない人

・体力が低下して疲れやすくなってる人

 

このような人に飲んでもらう事が多いようですね。

 

 

要は身体の冷えを改善してぐっすり眠れる環境を作るものと覚えておいてくださいね!

加齢やホルモンバランスの乱れによる不眠

 

温経湯(うんけいとう)

効果や特徴として更年期以降のホルモンバランスの問題のイメージが強いですね。

・ホルモンバランスを整えて冷えを改善します

・血流を良くして睡眠の質を向上させます

・特に更年期の不眠に効果が高くて多く使われてますね。

 

 

 

お勧めの人として更年期のホルモンの問題で不眠になってる人って感じですね

・更年期やホルモンの乱れで不眠が続いている人

・冷え性で手足が冷えて眠れない人

・ストレスや疲労感が抜けず眠りが浅い人

特に更年期の方に処方されている事が多いですね。

要はホルモンバランスを整えて安定した睡眠をサポートするものと覚えておいてくださいね。

 

 

逆に不眠症を起こす漢方薬

眠れないハム子
眠れないハム子
結構幅広くありますね!それぞれの状態の不眠の人に使われてる位種類が多いの初めて知りましたよ
実際に私も知らないだけで他にも沢山ありそうですね。なのでその分不眠を悪化するものもあって、特にそれを助長する物を挙げておきますね
カワウソ睡眠先生
カワウソ睡眠先生

 

交感神経を刺激して神経を高ぶらせる漢方薬

 

葛根湯(かっこんとう)

不眠症が悪化する理由として身体を温めて交感神経を刺激する作用があるので、寝る前に飲むと興奮状態が続いて熱感が出て寝苦しくなってしまう事がありますね(元々は風邪や肩こりの改善に使われる事が多いです)

 

 

その漢方薬による睡眠の影響では体温が上がりすぎて暑くて寝苦しくなる以外には、神経が高ぶって寝つきが悪くなる入眠困難や、汗をかいて目が覚めやすくなる中途覚醒の問題がありますよ

要は日中の服用には向いてるけど寝る前には向いてないと覚えてくださいね!

麻黄湯(まおうとう)

不眠症が悪化する理由として交感神経刺激作用であるエフェドリン様作用が起こり覚醒を促してしまうんですね(具体的に言うと発汗作用があって、その不快感で睡眠トラブルが起きている感じです)

 

 

これによる睡眠の影響としては心拍数が上がってリラックス出来ずに寝付けなかったり、眠りが浅くなって夜中に何度も目が覚めたり、身体が興奮状態になって寝ても疲れが取れにくいといった事例も多かったみたいですね!

要は不眠症の人には逆効果になる事が多いと覚えておいてくださいね!

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

不眠症が悪化する理由として交感神経を刺激してしまう事から覚醒作用があって、代謝を促進する作用によって夜間に服用すると身体が熱くなって睡眠トラブルを起こる事がありますね(元々はダイエット漢方として有名な物なので知ってる人いるかも)

睡眠に対して具体的な影響として体温上昇によって寝苦しくなりやすいし、交感神経が刺激されて寝つきも悪くなりやすく、利尿作用によって夜間の頻尿で起きてしまう事が多いと言われてますね。

要はこの漢方薬も日中の服用が望ましくて、夜の服用は睡眠トラブルのリスクになると覚えておきましょう!

利尿作用が強くて夜間頻尿を引き起こす漢方薬

八味地黄丸(はちみじおうがん)

不眠症が悪化する理由として腎機能を改善する作用があって利尿作用も強いので夜間頻尿を引き起こす事がありますね(冷え性や加齢による不眠にも効果はある事はありますが、トイレが近くなるというデメリットによる睡眠の質の低下の方が強いです)

 

もっと具体的な影響をいうと夜中でトイレに起きる以外であれば、睡眠のリズムが乱れてしまって朝の疲労感が増したりもしますよ。

 

 

要は頻尿で困っている人は夜の服用を避けるべきですね!

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

不眠症が悪化する理由としては腎臓系に効果があって、腎臓の働きを活性化して排尿を促すという作用があるので、夜間のトイレの回数が増えてしまいますね(冷えからくるむくみを改善もしてくれますが、結局利尿作用が強すぎて睡眠が分断されてしまうという報告がありました。)

 

 

具体的な睡眠の影響としては夜間頻尿以外では、利尿作用が強くて脱水気味になって寝苦しさが増して睡眠が断片化して熟睡できなくなるといった事例もありましたね。

なので夜間の服用は十分睡眠トラブルになるので避けた方が無難でしょう。

代謝を促進しすぎる漢方薬

 

大柴胡湯(だいさいことう)

不眠症が悪化する理由としては代謝を促進して体内の熱を高める作用があるので夜に服用すると覚醒作用が強くなりますね。(肥満気味でストレスが溜まりやすい人向けの漢方ではあるけども、寝る前に服用してしまう事で不眠を引き起こす事があります)

 

 

睡眠の具体的な影響としては寝つきが悪くなったり、寝ても身体が熱くなって寝汗をかいて不快感ですぐに目が覚めやすくなったりします。(実際にストレスを軽減する効果はあるんですけど、服用するタイミング次第で不眠の原因になります)

要は夜に飲むと身体の熱を高めて不眠の原因になるので、夜の服用はやめましょう!

エネルギーを活性化しすぎる漢方薬

 

人参湯(にんじんとう)

不眠症が悪化してしまう理由としてはエネルギー不足を補って身体を温める作用があるけど、夜に飲むと覚醒しやすいというデメリットがありますね(虚弱体質の人には良いけど、夜間に飲むと交感神経が刺激されやすいです)

 

 

睡眠の具体的な影響としては身体が温まりやすくて寝苦しくなってしまうし、神経が高ぶって夜中に何度も目が覚めやすい事例があると伺ってます(元々これはエネルギーが活性化して日中向きの漢方薬です)

なので夜の服用はお勧めしませんよ!

 

最後に

 

不眠症に悩む多くの方々にとって、漢方薬は有効な治療手段の一つです。本記事では、不眠症に効果的な漢方薬の基本情報や具体的な種類について詳しく解説しました。

 

  1. 不眠症に効果的な漢方薬の種類
  2. 逆に不眠になる漢方薬の種類

 

これらのポイントを参考にして、自分に合った漢方薬を選び、快適な睡眠を取り戻す手助けとなれば幸いです。漢方薬の使用に際しては、必ず専門家に相談し、安全に効果を実感してください。

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