いびきの睡眠トラブルの原因と解決法

いびきが病気のサインになる!対策法あり!|数字を使った具体的解説

いびきがただの睡眠の音だと思っていませんか? 実は、いびきは重大な病気のサインかもしれません。

 

 

この記事では、いびきが何を意味しているのか、そしてそれがどのように健康に影響するのかについて解説します。

 

 

もしあなたや家族がいびきをかいているなら、放置しておくべきではありません。この記事を読むことで、いびきが引き起こすリスクやその対処法が明確になります。

 

 

眠れないハム子
眠れないハム子
いびきで病気のサインって分かるものですか!?
勿論!例えば一番分かりやすいのが睡眠時無呼吸症候群ですね。下に発生確率を書いている画像があるので見てみてください
カワウソ睡眠先生
カワウソ睡眠先生

睡眠時無呼吸症候群の可能性

眠れないハム子
眠れないハム子
めちゃくちゃ高確率ですね。もしかして他の病気との関連もあったりします?
そうですね!実際に結構関連している病気は他にあるので、その種類と対策を詳しく話していきましょう
カワウソ睡眠先生
カワウソ睡眠先生

 

記事を読むことで得られる3つのポイント:

  1. いびきと病気の関連
  2. いびきの病気のサインに対しての対処法

 

 

私は睡眠健康指導士上級を取得し、25年以上にわたって睡眠外来に従事してきました。また、睡眠コンサルタントの資格も有しており、専門的な視点からアドバイスをお届けします。この情報を活用すれば、あなたの健康リスクを未然に防ぐことができ、安心して日々の生活を送る未来が待っています。どうぞ最後までお読みください。」

 

 

 

※こちらの記事では以前働いていた睡眠外来がある病院の勉強会で、いびき外来の専門医の講義で学んだ知識を基にかいており、画像に使った数字に関しては様々な公的機関のデータを参考にして、大まかに数字を出しています(万が一間違えたら大事なので)

いびきと病気の関連の例

 

いびきは、ただの音だけでなく、体に何らかの問題があることを示すサインであることが多いです。特に、いびきの種類によってその原因やリスクが異なります。ここでは、代表的ないびきのサインと病気、その原因について詳しく解説します。

 

 

いびきによって起こる病気の例

いびきと関連のある病気と発症リスク

これは実際に今まで睡眠外来で受診された患者様が実際に「いびきから病気が発生してしまった」統計を基に、勉強会で出された資料を基に以下にまとめて行きますので、まずは書いてあることに心当たりがあるかどうかをチェックしてみましょう!(病気と特徴を書いておきます)

 

 

睡眠時無呼吸症候群:いびきとの関連として、いびきが非常に大きく、「途切れる・止まる」を繰り返すのが特徴ですね。

高血圧症:いびきとの関連は、睡眠中の低酸素状態が交感神経を刺激し、血圧が上昇しやすくなる感じです。

脳卒中(脳出血・脳梗塞):睡眠時無呼吸による血圧変動や低酸素状態が誘因となるのが特徴です!

心不全:睡眠中の呼吸困難が進行し、いびきが悪化する傾向がある特徴がありますね。

肥満:気道が狭まりいびきの原因に。睡眠時無呼吸と合併しやすいですね。

アレルギー性鼻炎・鼻中隔湾曲症:鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸によっていびきが発生

甲状腺機能低下症:筋緊張の低下や気道のむくみにより、いびきを引き起こすことがありますね。

 

 

どうですか?この中で気になる病気や、実際に心当たりがあったりしませんか?実際にいびきによって起こる関連の病気は少なくはないので、いびきだからといって甘く見てはいけないものと踏まえたうえで記事を読んでいきましょう!

 

 

いびきが病気のサインかもしれない“注意すべきサイン”

いびきが病気のサインだと気づかず放置している人の割合

先ほどの説明でいびきによる病気の種類が少なくないのは分かりましたが、実際にほとんどの方が「どんないびきをかいたらそうなるの?」ってなってくると思うので、こちらでは実際に寝ている時のいびきを含めた注意をすべきサインを詳しく話していきましょう。

 

 

ではどんな注意すべきいびきがあるのか?っていう事で、以前の睡眠外来勤務時の勉強会のいびきと病気に関連した統計を基に以下にまとめて行きますので、是非あなたが当てはまっているかどうかチェックしていきましょう。

  • いびきの途中で「呼吸が止まる」ように聞こえる

  • 毎朝頭が重い・だるい・口が乾いている

  • 日中に強烈な眠気がある(運転中に眠くなるなど)

  • 寝ているときに「呼吸が苦しそう」と指摘された

  • 最近急にいびきがひどくなった

  • 家族に「いびきが止まってる」と言われたことがある

 

 

どうでしょうか?今のあなただったり、あなたのそばにいる人が上記に当てはまっていたりしていませんか?もし当てはまっている場合は何かしらの身体トラブルを招いている可能性が十分あり得るので、上記のいびきの特徴が長引いてしまう場合は放置をせずに医療機関に相談するようにしてください。

 

 

 

医療機関でのチェックが必要な場合(要注意です)

いびきの放置によって手遅れになる割合

ここの部分を読んで該当する項目が万が一でもあった場合は、放置をせずに直ぐに医療機関に行って検査する事を強くお勧めします!(耳鼻科や内科の受診でも良いですが設備が整った病院で検査できる所を選んでください!)

 

 

特に気を付けるべき項目を下にまとめているので、普段のいびきで気になる方はチェックしていきましょう!

  • 夜間に何度も目が覚める、またはトイレが近い(糖尿病になっているケースがあります)

  • 朝起きたときに頭痛や吐き気がある

  • 血圧が高く、薬でも改善しない

  • 心臓に負担がかかっているような感覚がある

  • 「日中の眠気」で生活や仕事に支障が出ている

 

 

上記に書いている項目の理由としては放置すると命の危険があるものになるので、もし上記に心当たりがある方は直ぐに病院に行って検査して治療を進めていきましょう!

 

 

 

実際の話上に書いている項目は、元々のいびきを放置してしまって起こってしまったというものばかりなので、いびきと言ってもバカに出来ないと覚えておいてくださいね。

 

いびきによる病気のサインに対しての対策

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合の早期対策によって改善できる確率

特にいびきと関連しやすい病気として一番浮かびやすいものとしては睡眠時無呼吸症候群がピンと来やすいのではないでしょうか?(まあ実際に多いですが)

 

 

勿論これも放置は身体に大きな影響を起こしやすくて、実際に放置し続けてしまって高血圧の悪化から心筋梗塞や脳卒中になってしまった方もいらっしゃる位なので注意が大いに必要なものではあるんですね。

 

 

なので見て頂いた方には身体の悪化を起こしてほしくないので、睡眠時無呼吸症候群の場合の対策を以下にまとめておきますね!

  • 睡眠外来または耳鼻科で検査(PSG:終夜睡眠ポリグラフ検査)を受ける

  • 軽症の場合は生活習慣の改善で様子を見る(ダイエット、禁酒など)

  • 中等度〜重度ではCPAP(シーパップ)療法が主流
    → 就寝中にマスクを着けて、空気で気道を開く装置

CPAP?ってなっている人もいると思うので、もし睡眠時無呼吸症候群がひどい方は是非こちらの記事を読んで参考にしてくださいね。

 

 

 

鼻詰まり・アレルギー・鼻中隔湾曲によるいびきの場合

鼻詰まり・アレルギー・鼻中隔湾曲によるいびきが耳鼻科で改善できる確率

睡眠時無呼吸症候群に近い位で鼻の問題によっていびきをかいている人も多いんですが、これは私も該当していてアレルギー(花粉症等)で発生する方の方が圧倒的に多いのかなと思います。

 

 

他は風邪などの蓄膿症の問題があったり、先天的な要素である鼻中隔の湾曲の問題でいびきをかく例もありますので、以下にまとめた対策を是非試してみてくださいね。(全部体験談に近いですが申し訳ありません)

  • 耳鼻科でアレルギーや鼻の構造を確認(まず鼻が詰まったら耳鼻科に直行位が丁度良いですね)

  • アレルギー性鼻炎には抗アレルギー薬やステロイド点鼻薬(特に私は不安なので点鼻薬は予備に持ってます)

  • 鼻中隔湾曲やポリープが原因なら手術で改善するケースもある(私は鼻中隔湾曲で手術した事があって全身麻酔で10日位入院でしたね)

しかし鼻の治療をして、鼻の詰まりが解消されて鼻呼吸が出来るようになるだけで、口呼吸からのいびきの連鎖が止まる事が出来るので、もし今この記事を読んでいて鼻に問題がある方は耳鼻科に行ってみましょう。

肥満によるいびきの場合

肥満の人が減量によるいびき改善の確率

肥満もですが、首回りに脂肪が付いていく事で気道が狭まって、いびきのリスクが上がっていきますし他の病気のリスク(睡眠時無呼吸や高血圧や糖尿病)も上がってしまいますので、今からしっかり対策をしていきましょう(具体的な対策法は以下にまとめておきます)

  • 体重を5〜10%減らすだけでも気道の広がりが改善

  • 食事内容(高脂肪・高糖質)を見直す

  • 就寝前3時間の食事を控える

  • 横向き寝を意識(仰向けだと舌が喉に落ちやすい)

夜中に何度もトイレに起きていびきをしてしまうという事がある場合は、病院に行って対処療法をしながら、生活習慣の見直しである根本療法を継続的にやっていきましょう(昔私も太っていて体重を5kg減らすだけで、睡眠時に夜中起きなくなって次の日が疲れにくくなったので是非頑張ってくださいね)

自律神経の乱れやストレスが原因の場合

自律神経の乱れ・ストレス対策によるいびき改善の確率

実はこのタイプの原因も決して少なくはなく、寧ろ現代社会において更に増加しているのではと思っているのが、やはりストレスによるものではないのかなと思いますね。

 

 

どういう事かというとストレスが多い・もしくは大きいと交感神経が優位になってしまって浅い睡眠・いびきを起こしてしまって睡眠の質を下げてしまうんですね(実際に睡眠外来にもストレスによって中途覚醒や入眠障害、そして翌日に疲れを残してしまいやすい方多いです!)

 

 

なのでそのストレスを放置しておくのも睡眠的にも健康的にもよろしくないので、もし心当たりがある方は以下に対策をまとめていますので、是非実施して睡眠の質を上げていくようにしていきましょう!

  • 寝る前にリラックスする習慣を取り入れる(深呼吸、瞑想、入浴)

  • 規則正しい睡眠時間・食生活・運動習慣の確立

  • 精神科・心療内科での相談も選択肢に

要は生活習慣の見直しと、寝る前のルーティンの見直し、そしてひどい場合は病院で相談をしましょうって事で覚えておきましょう!

現在睡眠コンサルタントとして活動してますが、相談者の多くにストレスによる睡眠トラブル(いびきを含む)の方が多いので、出来るだけ普段からストレスを溜めないようにするというのも大事な事ではありますね。

 

 

 

最後に

いびきは単なる睡眠中の音だけでなく、病気のサインである可能性もあります。特に、睡眠時無呼吸症候群や高血圧など、命に関わるリスクが潜んでいることも。今回の記事で解説した内容をもとに、自分や家族のいびきを確認し、必要な対策を講じて健康な生活を維持しましょう。

  1. いびきは病気のサイン
  2. 放置すると深刻な病気に
  3. 専門医の診察が重要

-いびきの睡眠トラブルの原因と解決法