「ナルコレプシーの薬物療法について詳しく知りたい」「ナルコレプシーの薬の種類を知りたい」といったお悩みを解決します。この記事を読むことで、ナルコレプシーに関する情報が得られます。




本記事の内容
- ナルコレプシーの薬の種類と効果
- ナルコレプシーの薬の副作用と注意点
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、睡眠健康指導士上級取得、睡眠コンサルタント資格取得、睡眠外来勤務25年以上経験の経験を持つ専門家です。ナルコレプシーの治療法と薬物療法に関する信頼性の高い情報を提供します。
この記事を読了することで、ナルコレプシーの薬物療法についての知識を深め日て常生活での対策を理解し、より良い未来を描けるようになります。ぜひ最後までお読みください。
※ナルコレプシー自体が多くはない症状の為、私も20年以上働いていた時に関わった方が20人未満だったので、その中で経験した内容と勉強会で学んだ知識と資料を基に書いております。
ナルコレプシーの薬の種類と効果


覚醒を促進する薬(中枢神経刺激薬)
モダフィニル(Modafinil)
まず効果と特徴を説明していくと、ナルコレプシーの第一選択薬で日中の眠気を軽減するといった感じですね。
更に具体的に説明していくとドーパミンやノルアドレナリンを増加させて覚醒状態を促して、アンフェタミンみたいな従来の刺激薬よりも依存性が低いのも特徴になります。
服用方法としては朝に1回、もしくは朝と昼に分けて服用が望ましいでしょうね。
要はモダフィニルは依存性が少なくて日中の覚醒を促す事が出来るナルコレプシーの基本的な治療薬と覚えておいてくださいね!
アルモダフィニル(Armodafinil)
効果と特徴としてはモダフィニルの改良版で効果が持続しやすいタイプで、1度の服用で効果が長時間持続するので1日1回のみの服用が可能といった感じですね。
服用方法としては基本的に朝一回の服用が基本になります
要はアルモダフィニルは持続時間が長い為、1日1回の服用で安定した覚醒効果を得られると覚えておいてください!
メチルフェニデート(Methylphenidate)
効果と特徴としてドーパミンとノルアドレナリンの再取り込みを抑制して覚醒を促進するもので、実は注意欠陥や多動性障害などのADHDの治療にも使用されているんですね。
そしてこの薬はモダフィニルが効果不十分な場合に使用される事が多いですね。
服用方法としては朝と昼に分けて服用するのが一般的でしょうね。
要はメチルフェニデートはモダフィニルの効果が不十分な時にも使われている薬と覚えておいてください
カタプレキシー(情動脱力発作)を抑える薬
ナトリウムオキシベート(Sodium Oxybate, Xyrem)
効果や特徴としてはカタプレキシーを抑える唯一の承認薬で、深い睡眠を増やして夜間の睡眠の質を改善して、日中の眠気を軽減する効果もあります。
服用方法としては夜間や就寝前と就寝2~4時間後の2回に分けて服用する感じですね。
要はナトリウムオキシベートはカタプレキシーと過眠症の両方に有効な治療薬と覚えておいてください!
三環系抗うつ薬(イミプラミン、クロミプラミン)
効果と特徴としてはノルアドレナリンとセロトニンを増加させてカタプレキシーを抑制するもので、過去には第一選択薬として使われていたんですが、この薬は副作用が多いのが問題だったので、現在は使用頻度はかなり減ってますね。
服用方法としては朝や昼に分けて服用する方が多いですね。
三環系抗うつ薬は副作用が多いので、他の薬が効果ない時の手段として使われるものと覚えておいてください。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI, フルオキセチン)
効果と特徴としてセロトニンを増加させてカタプレキシーを軽減するもので、中でもSSRIは副作用が少なくて比較的安全に使用が出来るといった感じですね。
服用方法は朝1回の服用が基本になります。
補足としてSSRIは副作用が少ない事から長期的に使いやすい特徴もありますね。
夜間の睡眠を改善する薬
ナルコレプシーの方は、夜間の睡眠の質が低かったり頻回に起きたりするので、睡眠の質が改善する薬が使われる事が多いですね。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬(トリアゾラム、ロルメタゼパム)
効果や特徴としては短時間型の睡眠薬で寝つきを改善できるんですが、長時間作用型のタイプは翌日の眠気を悪化させることがあるので、今回の場合は短時間作用型が推奨されますね。
服用方法としては基本的に就寝前に服用する事になりますね。
要はナルコレプシーでは短時間型の睡眠薬を慎重に使用する必要があると覚えておいてくださいね!
ナルコレプシーの薬の副作用と注意点とは?(事例を含み紹介)


覚醒を促進する薬(中枢神経刺激薬)の副作用と注意点
モダフィニル(Modafinil)・アルモダフィニル(Armodafinil)
主な副作用として分かる限りの内容をまとめました
・頭痛やめまいが約30%で発生するという事が分かっています。
・吐き気や遺著の不調によって食欲低下を伴う事がありますね。
・血圧上昇や心拍数の増加によって動機や高血圧になる事もあります。
・過剰な交感神経の刺激によって不安や焦燥感やイライラするといった症状も
・そして作用時間が長いので夜間の覚醒が増加してしまって、不眠症や寝つきの悪化になる方もいらっしゃいましたね。
実際の私が関わった患者さんの事例を紹介します。
事例1:40代の会社員の男性の方で、モダフィニルの服用後に日中の眠気は軽減されたが、逆に夜に眠れなくなってしまって慢性的な不眠症が悪化されてしまってたんですね。
事例2:30代女性の方でアルモダフィニルを服用したところ、動機と不安感が強くなってしまってパニック症状が起きてしまっていたので、私の病院の方では服用を中止してましたね。
注意点としては
夕方以降の服用を避けて不眠予防の為に朝に服用する方が良いでしょうね。
血圧や心拍数が高い人は慎重に使う必要があって、その際には医師との相談を強くお勧めします。
また不安障害やパニック障害を患っている人は、尚医師と相談して使用する事が大事です。
要は覚醒を促進する薬は夜間の不眠や動機に注意するものと覚えておいてくださいね!
メチルフェニデート(Methylphenidate, リタリン)
副作用として分かっている事を以下にまとめておきます!
・長時間使用すると耐性が付きやすいというものもあって、依存性や乱用リスクが出てきますね。
・交感神経刺激による血圧上昇で高血圧や頻脈になるケースも多いですね。
・長期間使用すると栄養不足のリスクもあって、食欲低下や体重減少を引き起こしてしまうんです。
・睡眠トラブルも招きやすくて、特に寝つきが悪くなったという方が何人かいましたね。
・ドーパミンの急激な変化によって抑うつ症状や情緒不安定に陥る方も少なからずいました
実際に私が働いていいた病院での患者さんの事例を紹介していきます。
事例①:20代の男性でメチルフェニデートを服用して日中の集中力は改善したけど、食欲が減っていってしまって体重が減っていったとの事でした。
事例②:50代男性で長期間使用したら依存傾向が強まってしまって、服用を止めると強い疲労感を感じるようになったと言われましたね。(これは今から13年前に関わった患者さんですね)
注意点としては長期間使用する場合は定期的に医師と相談しながら調整する事が必要で、依存性も高いので自己判断で増量しない事をお勧めします。
そして、心血管系疾患で高血圧や不整脈がある人は特に慎重に使用する必要があります。
要はメチルフェニデートは依存性や心血管リスクに注意しなければいけないと覚えておいてくださいね!
カタプレキシー(情動脱力発作)を抑える薬の副作用と注意点
ナトリウムオキシベート(Sodium Oxybate, Xyrem)
副作用として以下にまとめておきますね。
・めまいとふらつきが服用された方の30%で発生しているという事が分かっています。
・脳のGABA受容体作用による影響によって悪夢や睡眠時厳格の症状が起こった方もいました。
・特に服用初期に起こっていた方が多くて、消化不良や吐き気を訴えてた例もあります。
・夜間の異常行動で夢遊病もありますね。
・GHB成分が含まれているので、依存性や耐性がつきやすいです。
実際に私が働いていた病院で患者さんの事例を挙げていきます。
事例①:40代女性の方なんですが、ナトリウムオキシベートを服用して夜間の睡眠は改善できたけど、翌朝に強い眠気とめまいが残ったと訴えてこられたので、その際の私が働いていた病院では服用量を調整して対策してましたね。
事例2:30代男性の方で服用中に夢遊病の様な行動が見られて、夜中に部屋を歩き回っていたという家族様からの相談があったので、いったん服用を中止していました。
注意点としては服用後は直ぐに就寝をして、その後の2回目の服用は時間を守る事が大事です。
そして中枢神経抑制が強まってしまう事になるので、アルコールと併用は絶対にしないでください!
・採取的に夢遊病や異常行動が出た場合は医師に相談するという事を必ずしましょう!
要はナトリウムオキシベートは依存性や異常行動に注意しなければいけないという事を覚えておいてくださいね!
三環系抗うつ薬(イミプラミン・クロミプラミン)
副作用としては以下の通りですね。
・抗コリン作用によって口が渇いたり、便秘になったり、尿閉を起こす事があるようですね。
・交感神経の刺激によって動機や血圧変動が起こりやすいです。
・リビドー低下によって性機能の障害を起こす事もあるみたいですね。
注意点としては高齢者は便秘や排尿障害に対して注意が必要なのと、血圧に影響を与えるタイプなので持病がある人には必ず医師と相談をするようにしましょう!
最後に
ナルコレプシーの薬物療法について理解を深めていただけたでしょうか。適切な治療法を選ぶことで、日常生活の質を向上させることができます。以下にどんな内容で説明したかをまとめておきます。
- 覚醒を促進する薬
- カタプレキシーを抑える薬
- 服用する際の副作用と注意点
- 実際に服用した患者さんの事例
これらのポイントを押さえて効果的な治療と生活の質の向上を目指してください。ナルコレプシーの管理には専門医との相談が重要です。適切な治療法を見つけることで、より良い日常生活を送ることができるでしょう。