「夜中に何度も目が覚めてしまう」「日中に眠気が取れない」「睡眠の覚醒の障害ってどんなのがあるの?」など、睡眠に関する悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。




本記事ではそんなお悩みを解決するために睡眠と覚醒について詳しく解説します。
この記事を読むことで、以下の3つの重要な内容を得られます。
1,睡眠の覚醒障害の種類
2,睡眠の覚醒障害の原因
3,睡眠の覚醒障害の対策
本記事は、睡眠健康指導士上級取得、睡眠コンサルタント資格取得、睡眠外来勤務25年以上経験の経験を持つ著者が執筆しています。専門的な知識と豊富な実務経験を基に、信頼性の高い情報を提供します。
記事を読了した後には睡眠に関する悩みが解消され、質の高い睡眠を手に入れるための具体的な方法がわかるようになります。睡眠の質を向上させ、毎日をより快適に過ごしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
※この記事は以前働いていた睡眠外来がある病院での経験と、勉強会によって学んだ知識と資料を基に書いております。
睡眠の覚醒障害の種類と発生する原因


覚醒障害の種類と詳細
早朝覚醒
症状については朝早くに目が覚めて、その後に眠れなくなったりする事が多いですね。
原因としては加齢やストレスやうつ病が関係してる事も多く、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌の低下によるものもありますね。
具体的な睡眠の影響を言うと睡眠時間が短くなってしまって日中の眠気が強くなったり、朝の疲労感や倦怠感が増加したりします。
そしてうつ症状のリスクが上がったりする方もいましたね。
もっと簡単に言うと加齢や様々な要因によるメラトニンの低下によって早朝に目が覚めやすくなるって感じですね
夜間覚醒(中途覚醒)
症状としては一度寝付いても夜中に何度も目が覚めてしまうといった内容になりますね。
原因としてはストレスや不安やアルコールやカフェインの影響が原因になる事が多いです。
良くあるリスクとしては慢性的な睡眠不足に繋がる可能性が出てきますね。
具体的な睡眠の影響としては夜間に何度も目覚めて熟睡できなかったり、翌朝の疲労感が強くなったり、免疫力低下や生活習慣病のリスクが増加してしまった方も多かったです。
要はストレスや不安が多かったり、カフェインやアルコールによって夜間の覚醒が増えて熟睡できなくなるといった感じですね!
睡眠時随伴症(異常覚醒)
症状としては夢遊病(睡眠時遊行症)や夜驚症といったものがあります。
原因としては主にレム睡眠時に発生して脳の一部だけが覚醒する状態ですね。(これについては家族が気づく事が多くて本人は自覚が無い事が多いです)
具体的な影響としては寝ぼけた状態で行動するのでケガのリスクがあるし、精神的なストレスや過労が関係する事も多く、周囲の人にとって心配の種となる事が多く家族の方から相談されたケースが多かったですね。
なので睡眠中の異常行動は過剰なストレスや疲労のサインになっている事が多いです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
症状としては睡眠中に無呼吸が発生してしまって低酸素状態によって脳が覚醒しやすくなります。
原因としては肥満や首回りの脂肪や鼻炎などが原因となる事が多いですね。
睡眠に関わる影響としては夜中に頻繁に覚醒するので、何度も目が覚めて息苦しさを感じて熟睡できなくなって、日中の強い眠気や集中力低下が起こったり、放置してしまうと高血圧や心疾患や糖尿病のリスクが高まってしまいます。(実際に高血圧や糖尿病になった方も中にはいましたね)
要は無呼吸が続いてしまうと脳と身体の健康に悪影響を及ぼすという感じです!
睡眠相後退症候群(DSPS)
症状として朝起きるのが困難になって昼夜逆転の生活になりやすい特徴がありますね!
原因としては夜更かしが習慣化して寝る時間が遅くなり過ぎた方が多いです。(特に若年層で思春期の方に多く見られますね)
睡眠に関わる影響としては朝の覚醒が困難になって学校や仕事に遅刻しやすくなったり、体内時計が乱れてしまってホルモンバランスが崩れるし、長期化してしまって社会生活に大きな支障をきたす人が多いですよ。
この障害の軸は体内時計の問題になります。
レム睡眠行動障害(RBD)
症状としてはレム睡眠時は身体が動かないけど、レム睡眠行動障害の場合は夢に合わせて身体が動いてしまうといった特徴があります。
原因としては高齢者や神経変性疾患のリスクが高い人に多く見られますね。
悪化してしまうとパーキンソン病やレビー小体型認知症の前兆になる可能性が高くなってしまいます。
睡眠に関わる影響としては夢の中で手足を動かしたり叫ぶ事があり、夜間に何度も覚醒して熟睡が出来なかったり、そしてパートナーが睡眠妨害を受ける事があるという事で相談をしてきた患者さんもいました。(どちらかというと家族の方による相談ですね)
要はレム睡眠時に異常な覚醒が起きてしまうと神経系の疾患と関連する可能性が高いという事になりますね。
神経変性疾患による覚醒障害
症状としては脳内の神経伝達物質のバランスが崩れて覚醒と睡眠のリズムが乱れてしまう事が多いです。
原因としてはパーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患によって睡眠の覚醒が異常になりますね。
睡眠に関わる影響として深い睡眠が確保できずに夜間の覚醒が頻繁に増えて昼間の眠気が強くなったり、身体の動きが悪くなって転倒リスクが高まったり、放置すると認知機能の低下が進行するリスクが大きくなってきます
睡眠の覚醒障害に対しての改善法とは?


早朝覚醒
薬やサプリメントの対策
まずは薬を含めた治療法の対策からさせて頂きますね。
・一つ目の方法はメラトニンの補充で食事やサプリメントを摂取するやり方になります。食事の方法が難しい場合はメラトニンサプリメント(5HTP・トリプトファン)の方をお勧めします。
・二つ目の方法として睡眠薬の服用ですが、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬でゾルピデムやエスゾピクロン等があって一時的な改善に有効とされていますね。
・三つ目の方法として抗うつ剤の服用ですが、うつが原因の場合に有効でミルタザピンやトラゾドンなどがあります。
寝る前の生活習慣の改善法
方法としては夜お風呂に入ってから(38~40℃のお湯に長めに入る)、身体が温かいうちに深呼吸をしながらストレッチを行う事でリラックス効果が出て寝付きやすくなるし、深い睡眠を得やすくなります。
注意点としては夕方以降のカフェインやアルコールを避ける事と、お風呂から上がってから冷たい飲み物を飲まない様にします。(理由は覚醒作用がある事と、睡眠の質自体が下がる事と、深部体温が下がってリラックス効果が減る事ですね)※要は交感神経の興奮を防ぐ事です!
夜間覚醒(中途覚醒)
睡眠薬やサプリメントの対策
まず一つ目はハーブ系のサプリで軽度のストレス対策として効果がありますが、内容としてはカモミールやパッションフラワーがありますね。
2つ目の方法として非ベンゾジアゼピン系睡眠薬で夜間の覚醒を抑える効果としてゾルピデムやエスゾピクロンがあります。
3つ目の方法として低用量のベンゾジアゼピン系睡眠薬で夜間の覚醒を抑える効果があるものでロルメタゼパムやエスタゾラムがあります。
ストレス管理の方法
これも先ほどと同じ内容になりますが、就寝前のルーティンの方法でストレッチや深呼吸などで副交感神経を活性化させることが出来ます。
睡眠時随伴症(異常覚醒)
睡眠薬や補助薬の対策
・夢遊病や夜驚症の治療に有効な手段としてベンゾジアゼピン系睡眠薬でクロナゼパムがあります。
・睡眠リズムを安定させる目的としてメラトニンサプリメントも有効です
② 生活習慣や環境調整
・これに関して一番対策したいのは寝室を安全に保って、家具を配置替えをしてケガのリスクを減らす事を優先しましょう。
・生活的な問題としてはストレスを発散する為の適度な運動や、就寝前のリラックスの為のルーティンを行う事も必要です
・注意点としては寝る前のアルコールや刺激物を避けましょう!
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
医療機器の対策
・気道を開いて無呼吸を防ぐ方法として王道なのがCPAP(持続陽圧呼吸療法)がありますね。
※CPAPについて詳しく書いている記事があるので、是非こちらを読んで無呼吸に悩んでいる方は是非読んで検討してくださいね!
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・次に軽度の無呼吸に有効なマウスピース(口腔内装置)があります。
生活習慣の改善
方法としては3つあります。
・1つはまず体重を減らして首回りの脂肪を減少させる事でしょうね。(首回りの脂肪が減った事で無呼吸もいびきも改善された方多かったですよ!)
・2つめは横向きで寝る事で気道が確保できるので、軽度の方とかは試してみてください(1つ目の方法をやりながら)
・就寝前のアルコールや喫煙をすると喉の筋肉の緩みで気道が塞がるので、避けましょう!
レム睡眠行動障害(RBD)
睡眠薬の対策
・レム睡眠中の異常行動を抑制する事に効果があるものとしてベンゾジアゼピン系睡眠薬ではクロナゼパムがありますね。
生活習慣の改善
方法としては寝室を安全にしてベッド周りの障害物を排除して、睡眠時のストレスを軽減する為に睡眠前のリラックスする為のルーティンを習慣化しましょう!
そしてこの症状については定期的に神経内科を受診して神経変性疾患の進行をチェックするのも必要になります
最後に
以下の睡眠の覚醒障害について書かさせていただきました!
- 早朝覚醒
- 夜間覚醒(中途覚醒)
- 睡眠時随伴症(異常覚醒)
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 睡眠相後退症候群(DSPS)
- レム睡眠行動障害(RBD)
- 神経変性疾患による覚醒障害
これらのポイントを押さえることで、質の高い睡眠と健康的な生活を目指すことができます。適切な知識と対策を取り入れて、快適な睡眠を実現しましょう。