「なかなか寝付けず、夜中に目が覚めてしまう…」「不眠で悩んでいるけど、どうにか解決したい」そんな悩みを抱えている方に向けた記事です。ツボを使った不眠解消法に興味がある方、この記事では「失眠」というツボを中心に、快眠をサポートするための具体的な方法をご紹介します。




本記事を読むことで得られる2つのポイント
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ツボの失眠の押し方と向いている人
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ツボの失眠を押すことで得られる効果(東洋医学と西洋医学(現代医学)の視点で書いています)
本記事の信頼性
本記事は、25年以上の睡眠外来勤務経験を持つ睡眠コンサルタントが執筆しており、睡眠健康指導士上級の資格も取得しています。不眠に対する科学的なアプローチとツボ療法の知識を元に、信頼できる情報を提供いたします。
このブログを読み終わった頃には、日常生活にツボ押しを取り入れて、快適な眠りを得られるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
ツボの失眠の押し方と向いている人
まずは失眠ツボの場所と押し方の基本をおしえます!
失眠ツボは、足の裏のかかとの中心部にあります。このツボを見つけるには、足をリラックスさせ、かかとの中央部分を指で軽く押してみて、少し硬さを感じる部分を探すと良いでしょう。
失眠ツボの押し方
- 指で圧を加える:親指でゆっくりと圧をかけるように押します。圧力は痛気持ちいい程度に調節しましょう。
- 押す時間:1回につき10秒ほど押し、少し休む。これを3回程度繰り返すことが推奨されます。
- タイミング:就寝前のリラックスタイムに行うのが最も効果的です。特に、眠りに入りやすい状態を作るために、リラックスした環境で深呼吸をしながら行うとより効果が高まります。
このシンプルなツボ押しを日常的に行うことで、快眠を得やすくなると言われています。
入眠に時間がかかる・寝つきが悪い人
実は私は別の記事で書いていると思いますが、東洋医学の勉強の為に整体を勉強していたのですが、結構それによって睡眠トラブルで整体の施術を依頼する方って意外と少なくはないんですね。
それで私が感じた印象としては睡眠トラブルの中で入眠(要は寝つき)に問題を抱えている方が多いので、どういった感じの入眠トラブルが多いのかを下にまとめているので心当たりがある方は気を付けましょう!
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ベッドに入ってから30分以上眠れない
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頭の中がずっと働いていて、リラックスできない
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明日への不安や考え事で神経が興奮している
上記の様な施術依頼者が多かったので、睡眠に必要な血液の循環の改善(特に下半身)に加えて失眠のツボを押させていただいて(他にも色々押してますが)、数回の施術で楽になったという報告を多数いただいてます。
失眠のツボに関しても当然効果があって、理由としては心神を鎮める作用があると言われていて、精神的な興奮を抑えて自然な眠気を導く事で、特に脳のスイッチオフが苦手な人に有効じゃないかなと思ってますね。
ストレス過多で交感神経が優位になっている人
これも実際に施術を受けている方の中で多くて、実際に主訴(主に訴えている症状)は違いますが、話を聞いてみると寝つきが悪かったりと睡眠トラブルを併発している事が多いです。
そしてその施術依頼者の方の共通点としては精神的なストレスが大きな要点となっていて、多く伺っている内容を下の内容にまとめておきます。
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日中に緊張やプレッシャーを感じることが多い
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常に身体がこわばっている感じがする
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呼吸が浅く、寝ても疲れが取れない
特に仕事や学校を含めた作業や人間関係のストレスが多い方で睡眠トラブルを起こしてるって感じなので、私が行った施術の中で失眠を刺激する事によって副交感神経が活性化してリラックス状態に切り替える手助けをしてあげる事によって、自律神経のバランスを整える作用があって心身の緊張が原因で眠れない人に対して最適じゃないのかなとも思っております。
足先が冷えて寝つきが悪い人
これは特に社会人世代の方にも多いし、若い世代だったら女性にも多く見られているので、それによっての身体の問題で施術依頼があって整体を施したことがありますが、実はその依頼者の中のほとんどが睡眠トラブルで寝つきが悪い方が多いのですよ。
で、その方々の悩みを簡単に箇条書きでまとめてみると、、。
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足が冷えてなかなか眠れない
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布団に入っても足が温まるのに時間がかかる
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靴下を履いて寝ないとつらい(特に冬場ですね)
これについてはどれか当てはまるって方はいらっしゃるのではないでしょうか?(整体の問診表に書いてもらう際に身体が冷えやすいと書く人が凄く多いのです)
それで施術の際に失眠を押す事もあるのですが、この場合の効果として末端の血流を促進する働きがあって、足の裏の刺激で血流が良くなって足元がポカポカと温まって自然と眠くなる効果があって、何度か施術する事によって足元が気にならなくなったと嬉しい報告を多数いただいております。
睡眠が浅い・夜中に目が覚めやすい人
まあ、しつこいようで申し訳ないんですけど、、何度も言っててすみませんが、身体の不調を訴える人の中では大半睡眠トラブルが伴っている方がいらっしゃって、その中でも睡眠の質が低くて睡眠が浅くて夜中に目が覚めやすい人も少なくはないですね。
それで睡眠が浅い・夜中に目が覚めるといった方がどんな方がいるのかを箇条書きでまとめておきます
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一度寝ても夜中に何度も目が覚める
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寝起きがだるく、眠った気がしない
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夢ばかり見て、眠りが浅いと感じる
整体の症状で肩こりや頭痛がある方で上記の悩みを持っている方って結構多いのですね。(要は肩こりや頭痛がある方は基本血流が悪いので睡眠トラブルにも繋がる事が多いです。)
でここから省力するんですけど(いちいち施術をしてとかのくだりが面倒くさくなってきたのでwww)、睡眠が浅くて夜眠れない方に失眠の効果としては、脳と身体を鎮静モードに導いて深いノンレム睡眠を得やすくなると、整体の師匠は言ってましたね。(基本的に私は施術の経験上で血流が上がって下半身の体温が上がれば改善する物だと思ってますww)
不安感や神経過敏、不眠症傾向がある人
ここで本音の話をしていくと、整体に来られる施術の依頼者の半分以上が不安感や神経過敏だったり睡眠トラブル抱えている人が多く、中には不安症の方や神経が敏感になっている方も結構いるんですね。
その具体例を下の方に箇条書きでまとめてみました。
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音や光に敏感で、少しの刺激でも目が覚める
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寝る前に不安感や緊張が強くなる
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睡眠導入剤に頼りがちだが、できれば自然に眠りたい
特に一番下の項目に関しては、睡眠外来勤務の方の経験上それを我慢しすぎて不眠症が悪化している方が多いんですよ。
で失眠の効果として精神安定のツボとも言われて、不安や神経の高ぶりを抑える事で薬に頼らず眠れる事は出来るんですが、注意点としてこの方法は中程度までの睡眠トラブルの方までしかお勧めしません。
ツボの失眠を押すことで得られる効果
※あくまでも東洋医学の勉強を凄くされている整体の先生に弟子入りした際の、交流会の時に失眠の話が出ていたので、その時の情報を基に書いていきます。
東洋医学的な観点:経絡を通じて「心神(しんしん)」を鎮める
東洋医学の話で進めていくんですけど、「失眠」は睡眠障害や神経過敏、不眠症に用いられる代表的なツボの一つです。
その失眠自体の基本的な効果をまず書いていきますね。(私の資料を丸写しですがwww)
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失眠は「腎経(じんけい)」や「膀胱経(ぼうこうけい)」に関係し、これらの経絡は生命エネルギーや精神の安定に関わるとされています。
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ツボを押すことで「心神(しんしん)を安定させ、精神の過活動を鎮めて、自然な入眠を促す」作用があると考えられています。
で、上記の内容を踏まえて失眠を刺激すると、ストレスや不安感によって乱れた気(エネルギー)の流れを整えて、リラックス状態に導く事が出来るというのが東洋医学(というより師匠)の解釈ですね。
※気って言葉を最初聞いた時はドラゴンボールが頭に出てきましたねー!
現代医学的な観点:末端刺激による自律神経の調整効果
先ほどは東洋医学的な観点で話していましたが、こちらについては私が働いていた睡眠外来の勉強会(私が失眠をテーマでごり押しましたが)で専門医に出された内容を基に書いていきますね。
その専門医がいうには失眠を押す事によって神経生理学的な反応が起こって以下のようになると言われてます(簡単に箇条書きでまとめておきます。)
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副交感神経(リラックスを司る神経)を優位にすることで、心拍や呼吸がゆっくりになり、眠りにつきやすくなります。
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特にかかとは皮膚が厚く、深部に刺激が届きやすいため、自律神経の調整効果が出やすい部位とされています。
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軽い痛みや圧迫感によって、脳が「身体は休もうとしている」と錯覚し、睡眠ホルモン(メラトニン)分泌の助けになるといわれています。
東洋的に知ってしまうと西洋的(現代的)な視点でも知りたくなってくるのですが、簡単に言ってしまうと睡眠に必要な自律神経のバランスを取ってくれるものと思ってくださいね!
最後に
まとめとして、失眠ツボを活用した快眠法について要点を簡潔に振り返りましょう。以下の通り、失眠ツボの活用法とポイントを押さえて、快適な睡眠を手に入れてください。
- 失眠ツボは不眠解消に効果的
- 正しい押し方と力加減が重要
- 継続的なツボ押しが効果を高める
- 呼吸法と併用でリラックス効果倍増
- 他のツボと併用することで相乗効果が得られる
- 日々の生活習慣の改善も重要な要素